きっかけは娘の障害
ニュージーランド、タウランガ在住のサリーハルブロックさんは、この18年間休暇を取ることもなく、許す限りすべての時間を障害児のために使ってきたという。52歳になる彼女はタウランガスペシャルオリンピックをはじめ、ガールガイド、パペットビジョンチャリタブルトラストなど、数々のNPO団体の中心的な存在として多忙な毎日を送っている。
サリーさんが障害者のための活動に従事し始めたきっかけは、次女が脳に障害を持って生まれてきたことだったという。地域社会から孤立し、閉鎖的な生活を強いらげられている障害を持つ人々の現実を目の当たりにし、サリーさんは立ちあがった。
次女がスポーツに興味をしめし、また才能が感じられたことから、週末を障害児のためのスポーツボランティアのために使うようになった。そして、子供たちにより希望を持たせようと、障害者国体出場を目指しての指導するようになったのだ。昨年にはそんなサリーさんの指導を受けた子供たちが、パーマストーンノースで開催された大会でメダルを数個獲得している。
52歳女性、障害児とともに夢を追う
寝る間も惜しんで障害児たちのために活躍するサリーさんだが、けして多忙を嘆いてはいない。「わたしがやらないと誰がするの?子供たちの笑顔のためなら、生涯この忙しさでも悔いはないわ」と語る。
そんなサリーさんのお陰で、今後も多くの障害児たちが夢や希望、生きがいなどを見つけられることになるのだろう。
編集者 青空ひなた
NZヘラルド
http://www.nzherald.co.nz/disabilities/news/article.