滋賀で初
パナソニック電工滋賀は、障害者雇用に積極的に取り組んでいるとして、厚生労働省の障害者雇用優良企業に滋賀県内の企業として初めて認証を受けた。この制度は全国で61社が認証され、同社は重度障害者を多数雇用し、法定雇用率を超えて障害者を雇用していることなどが認められた。
健常者と同じ賃金
パナソニック電工滋賀は「重度障がい者多数雇用事業所」として行政と民間が手を組み、第3セクター方式で1994年に設立された。従業員61人の4割に相当する25人は身体や知的の障害をもっており、うち21人が重度障害者。しかも、賃金体系は健常者と同じになっている。
定着率も高い
15年間の定着率は高く、社員の家族を招き、情報交換する場を設けるなど綿密な人事管理が機能している。製造ラインや机の高さを車いすに合わせるなど配慮や工夫がされている。設立当初から勤める福永さん(40)は「やる気のある人にとっては働きがいのある職場」と話している。

パナソニック電工滋賀
http://group.panasonic-denko.co.jp/pewjsg/厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/