高学歴ママさん増加
高齢出産では、母体への負担が大きくなるほか、子供に障害が出る危険度が高くなるといわれている。そのために、以前は高齢出産に抵抗を感じる女性も多かったようだ。しかし、昨今の晩婚傾向に比例して、出産年齢はますます上昇しているのが実情だ。
1990年の統計によると、35歳以上の出産はほんの9%程度だった。しかし、2008年には14%にも増加している。また、米の全出産のうち41%が未婚の母で、これは1990年より28%の増になる。内訳としては、白人とヒスパニック系の女性の未婚出産率が大幅に上昇しているのが特徴だ。
いつの時代も「子供は2人」が理想
さらに、2006年の調べでは、約半数の母親が短大程度の学歴を有している。これは1990年代と比較すると41%も増加している。そして、高齢の母親の方が、高学歴であるようだ。これは、キャリアを先行して、出産を後回しにしたという経緯があるようだ。
なお、「子供は2人」という願望は、1970年代から変わることなく、現代の女性の中にも受け継がれているようだ。

Women in U.S. having children later, better educated(reuters)
http://www.reuters.com/article/idUSTRE6454PF20100506