矛盾をなくし、誰でも理解できる法へ
選挙といえば、新しい法が成立されることを意味するともいえるだろう。イギリスでは、2010年は「平等法」に関する改定に関して注目が寄せられる。
現在、職場や自治体などで適用されている差別に関する法律には、やや矛盾が見られ、解釈が難しいといわれている。そのため、分かりやすい言葉でシンプルな新法に改善されることが望まれている。
提案されている職場に適用される新平等法案概要1.調和と差別法の拡張
(年齢、障害、性別、性転換、性の嗜好、人種、宗教、婚姻、市民パートナーシップなどによる差別の禁止)
2.内定前の健康状態チェックの禁止
(障害の有無を尋ねるのも違法)
3.差別者を身内に持つものの保護
4.平等賃金
5.特定の人種差別化禁止
障害者雇用状態公表義務づけも
また、150人以上の従業員を雇用する企業は、従業員の人種や障害者雇用の状況のデータの提示が義務づけられる可能性もある。ただ、以上のような内容の法律が、すべて一斉に施行されることはなく、徐々に取り込まれていくことになるようだ。
編集部 青空ひなた
Equality Act 2010: preparing for the challenge (Personnel today)
http://www.personneltoday.com/articles/2010/04/22/55314/equality-act-2010-preparing-for-the-challenge.html