障害者保険?失業保険?
障害者年金の申請者が大幅に増加しているオーストラリアだが、政府は申請者に対し、求職活動をするか、障害者と認められるまで失業保険に申し込むようにと提案していることが分かった。
ただ、政府は、この提案は規定を厳しくするという意味合いのものではなく、けして障害者に不都合に働くことはないと述べている。さらに、この新規提案が、人々の再就職をバックアップすることにもつながると前向きな姿勢だ。
就業努力を求められることに
また、2012年7月より施行される新規定では、週15時間未満の就労しかできない障害者は収入援助がなされたり、仕事のあっせんなどのサービスが施されるという。ただ、職業安定所を定期的に訪問して就業努力を見せ、それでも職が見つからないと証明されない場合は、障害者年金枠ではなく失業者扱いになるという。
なお、この規定により、障害者の枠から外れた人々は、週にして120Aドル(日本円にして1万円程度)減額になるという。かなりの衝撃になることは容易に想像できるだろう。
編集部 青空ひなた

Wayne Swan defends move on disability pensions
http://www.theaustralian.com.au/in-depth/budget/wayne-swan-defends-move-on-disability-pensions/story-e6frgd66-1225865734702