ゴッホはてんかんではなくメニエール病だった ?
一般にヴィンセントヴァンゴッホはてんかんだったとされているが、ゴッホはメニエール病だったのではないだろうか。
ゴッホが知人におくった書簡
1884年から自殺した1890年までにゴッホが知人におくった796通の書簡。このなかのゴッホの自分の病気の分析を読むと発作障害というよりはめまいだったのではないかと思うふしがある。
てんかんと精神病に苦しむゴッホは1889年5月9日、自分の意志でセントレミー(フランス)病院にはいった。セントレミー病院の医師ペイロン博士はゴッホの診断書にメニエール病だと書いている。てんかんとは書いていない。ペイロン博士はゴッホのメニエール病(内耳障害)についてはあまりよく知られていないと書いている。
メニエール病(内耳障害)について研究がすすんだのはゴッホが死んだ20世紀以降だった。ゴッホの時代にはメニエール病をてんかんとかんちがいすることがよくあったのだ。

American Medical Association
http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/264/4/491